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研究所からのお知らせ

1月26日開催 子育て研究所主催 専門職研修講座報告

2020.02.07

 1月26日(日)に、保育士・幼稚園教諭など地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」が開催されました。今年度第3回目となる今回の講座は、「児童虐待から子どもを守る」のテーマで、本学保育学科岡﨑圭子教授が担当しました。
 講座では、初めに児童虐待の基礎知識について解説があり、その後函館市の児童虐待の現状についての報告がありました。虐待の要因や保育所等における発見・通告のプロセスについて触れ、保育者は虐待を水際で防ぐ重要な役割を担っていると説明がありました。講座の後半は、北九州市少年サポートセンター少年育成指導官の安永智美さんの講演のDVDを視聴し、最後に岡﨑教授から児童虐待から子どもを守るためには各機関が連携し、気づくこと・できることを増やしていくことが大切であるとのお話がありました。
 参加者からは、「虐待についてより詳しくお話を聞くことができ、対応の仕方、通告後のことなど勉強になった」「保育者として、保護者との対話的な関係づくりをしっかりとしていきたい」等の感想が聞かれました。
 函館短期大学子育て研究所主催の今年度の専門職研修講座はこれで終了となります。来年度も地域の保育環境の向上を目指して専門職研修講座を開催いたしますので、是非ご参加ください。

「音楽表現力アップ」の専門職研修講座開催 地域の保育士ら参加

2018.12.26

 函館短期大学子育て研究所は、12月16日(日)に第3回目の専門職研修講座を開催しました。今回の研修は、「自分を育て、園を育て、子どもを育てる音楽表現のスキルアップ」というテーマで、保育学科の山下真由美専任講師が担当し、34名の保育士・幼稚園教諭等が参加しました。
 講座前半の理論編では、楽譜の理解に基づく「読譜力」について説明しました。後半の実践編では、参加者は《きよしこの夜》を教材として、実際にハンドベルやトーンチャイムを演奏、音楽の基礎である「主要三和音」を理解した教材研究や、子供向けの指導法および合奏法について実践を交えて確認しました。
 会場の第1音楽室は、澄んだベルやチャイムの音が響き渡る音色に包まれ、合奏後の静けさである「余韻を聴く」ことの大切さについて説明がありました。
 参加者からは「音の環境をもっと大切にして、子供と時間を過ごしていきたい」、「コードや楽器の使い方を知り、園での活動に取り入れていきたい」といった感想が寄せられました。

10月と11月に専門職研修講座を開催 地域の保育士ら計105人が参加

2018.12.12

 函館短期大学子育て研究所は10月28日(日)と11月18日(日)に保育士、幼稚園教諭など地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を開催しました。この講座は地域の子育て環境の充実を図ることを目的に、子育て研究所が9年前から実施している事業です。
 今年度第1回目となる10月28日の講座には、77人が参加。「気になる子の支援―保育の中で活かせる手立て―」と題し、社会福祉法人侑愛会つくしんぼ学級の金沢京子園長が講演を行いました。
 金沢園長は、「気になる子」を育てる母親のストレスや苦悩などを理解することの重要性を説明。母親たちが、育てにくさを感じながら、誰にも相談できずに苦しんでいることや、保育者に、わが子のできないことばかりを言われる辛さなどを説明しました。そのうえで、金沢園長は「母親の子育てを応援する姿勢が重要である」と話し、「気になる子」の特性や支援の仕方などを説明しました。参加者からは「もっとお話を聞きたい」「明日からの保育に役立てていきたい」といった感想があがっていました。
                             

 11月18日には2回目の講座が開催され、28人が参加。「保育に関する事例検討会」というタイトルで、保育学科の赤坂和哉准教授が担当しました。保育士は日々の保育の中で、子供の理解できない行動を目にすることがあります。赤坂准教授は、専門である精神分析の観点から、そういった子供の行動をどのように理解することができるのかについて焦点をあて、事例をもとに参加者同士で考えました。
 この日の講座は、まず「事例検討会」とはどのような目的でどのような形式で行っていくのか等の話から始まり、「精神分析」とはどのような学問なのかを説明、大人とは異なり言葉を十分に操れない子供に対しては「言葉」ではなく、「遊び」をつかって精神分析が行われてきたこと(遊戯療法)等の話がありました。そして、今回取り上げた子供に関する事例の中で重要であった「エディプス・コンプレックス」(フロイトが提唱した親子関係にまつわる無意識的な心のあり方)の説明があり、それが実際にどのように展開されるのかを事例で確認しました。
 今年度は12月16日(日)午前10時から、「自分を育て、園を育て、こどもを育てる音楽表現のスキルアップ」(講師:保育学科専任講師 山下真由美)と題し、3回目の専門職研修講座を開催いたします。問い合わせは、子育て研究所 ℡0138-57-1800(代)まで。

平成29年度第3回専門職研修講座 報告 ~ 東京大学 遠藤利彦先生をお迎えして ~

2018.02.08

 平成30年1月13日(土)に、「乳幼児におけるアタッチメントと保育者の役割」と題して第3回目の専門職研修講座を開催いたしました。今回は講師として東京大学教授の遠藤利彦先生にお越しいただきました。専門職研修受講者約100名と函館短期大学保育学科の在学生約130名、教職員等の計260名が出席し、アタッチメントや非認知能力に関する研究の動向や子供とのかかわり方についてお話を伺いました。

 子供は安定したアタッチメント関係の中で感情の制御や調律を経験します。そしてその経験が豊かであるほど、自他に対する基本的信頼感や自律性、自己効力感などを身につけていきます。そのためには養育者の存在やかかわり方が重要な鍵となりますが、保育所や幼稚園のような集団状況では、保育者が完全に母親の代わりになることが良いとは限らないこと、そして家庭とは違った形で子供とのアタッチメントの作り方があっても良いことを教えていただきました。「いつも誰かがいる」安心感より、「今はこの人がいる」という体制を築くことが大切ですね。遠藤先生のお話から、現在アタッチメントの研究が盛んに行われ、日々進化している現状を知ることができましたので、これからも変化を敏感に掴みながら知識を深めていきたいですね。
                                   (wrote and photo by Igarashi)

平成29年度第2回専門職研修講座 報告

2018.02.08

 平成29年12月17日(日)に「心を動かす音楽表現遊び」と題し、本学保育学科五十嵐睦美助教が第2回目の専門職研修講座を担当しました。

 保育の中で扱う手遊びや楽曲は子供の生活と密接にかかわっているため、時代の変化や流行を把握しながら新しいものを取り入れていくことが求められています。しかし本質的に大切なことは、保育者自身が様々な音楽に触れ、音楽とのかかわりを楽しいと思う心を持つことであるとお話がありました。そこで、講座の後半では「雪」をテーマにグループで音楽遊び(手遊びもしくは身体遊び)を創り、受講者37名全員で遊びを共有しました。「雪」から様々なイメージを膨らませて歌や動きを創る皆さんの顔は活き活きと輝いており、どのグループの作品もすぐに現場で活かすことができる素晴らしいものばかりでした。音楽遊びを創り出すことで改めて表現の楽しさを感じ、またそれを共有することで様々な表現を知る良いきっかけになったのではないでしょうか。

                                   (wrote by Igarashi, photo by Kimura)

平成29年度第1回専門職研修講座 開催

2017.11.21

 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、「地域の子育て環境の充実」を図るため、さまざまな分野で地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を開催しています。平成29年度は3回の講座を企画いたしました。
 平成29年11月5日(日)には、「気になる子の支援~保育の現場にいかせるアイディア~」と題し、社会福祉法人つくしんぼ学級園長・金沢京子氏が、今年度第1回目の講座を担当し、約80名が参加しました。

 内容は日本の福祉の流れや幼児期の特性の話から始まり、幼児期の支援には関係性と自己肯定感を築くことが重要だとお話がありました。“何のために頑張るのか”をはっきりさせ、子供の苦手なことを改善させる保育ではなく、“好き”や“得意”を利用しながらメリハリのある保育を目指すようアドバイスをいただきました。多くの事例もご紹介いただき、さまざまな子供の様子や実践の場面が映し出されると、参加者から笑顔がこぼれ、日ごろ接する子供たちの顔も思い浮かべながら、うなずいている方が多くいらっしゃいました。金沢先生の力強い言葉や子供と接することが楽しいと思う気持ちが、明るくエネルギーに満ちあふれた空気を作り出し、参加された方々の明日への活力になったのではないでしょうか。

 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、今後、2回の講座を予定しています。平成30年1月13日(土)に開催される「乳幼児期におけるアタッチメントと保育者の役割」(講師:東京大学教授 遠藤利彦先生)は若干の余裕がありますので、参加希望の方は、事務局木村(FAX:0138-59-5549, tel:0138-57-1800)までお申し込みください。(詳しくは平成29年度 専門職研修講座をご覧ください。)

平成29年度函館短期大学 専門職研修講座について

2017.09.30

 平成29年度の専門職研修講座は、11月5日(日)、12月17日(日)、1月13日(土)の3回を企画しました。特にこれまで参加された方々より要望があった、「気になる子の支援」、「音楽表現遊び」、そして、外部からはアタッチメントでは日本の権威者である東京大学大学院教授 遠藤利彦先生をお呼びしています。今年度も沢山の希望者をお待ちしています。
 詳細は「平成29年度 専門職研修講座」をご覧ください。

函館短期大学「子育て研究所」主催 平成28年度専門職研修講座③ 報告

2017.03.30

 平成29年1月29日(日)に、本学N31教室において、本学保育学科、榊ひとみ専任講師による専門職研修講座の第3回目を開催しました。研修は、「日本の子育ての支え方~日本の子育てが苦しくなってしまった原因をめぐって~」をテーマとして、高度経済成長期以降の子育ての社会史がひも解かれ、「日本の子育てが、なぜ、子供を育てる親たちにとって、辛く息苦しいものとなってしまったのか」についての原因が示されました。
 その原因として、第1に高度経済成長期に、大量生産・大量消費によって、消費社会化が進展し、現金収入がある限りにおいては、地域社会で「お互いさま」の相互扶助活動がなくとも、個別の子育て家庭で子育てが可能となってしまったことが挙げられました。
 第2に、戦後から高度経済成長期までのあいだに、「3歳児神話」「専業主婦」「性別役割分業」「人口減少」が政策によって意図的につくられたことが挙げられました。
 第3に、1980年代半ばに母子健康手帳の副読本が大幅に改訂され、それまでの「親主導の子育て」から「子供中心の子育て」へと、推奨される子育ての方法そのものが大きく転換し、親を消耗させる子育て方法が推奨されたことが挙げられました。
 第4に、エンゼルプラン以降、日本の子育て支援施策が進展するものの、「支援する-される」関係の固定化、子育ての「外注化」「サービス化」が進行するなかで、親の「お客さま化」現象が進行していることが挙げられました。
 こうした日本の子育ての現状に対して、親自身が周りの人々と連帯し、自分たちが「問題解決の主人公」となっていく「循環型」の子育て支援の実例が紹介されました。
 その後、4~5人ずつのグループに分かれ、参加者同士で、「日ごろ、実践現場で困っていること=こまりごと」を語り合うグループワークが行われました。グループワークでは、和やかな雰囲気のなか、日ごろ、感じている疑問や悩みが語られ、最後に各グループの話し合いの内容が全体で共有されました。
(文責:榊ひとみ)

今年度2回目の専門職研修講座 開催

2017.03.30

 函館短期大学子育て研究所では、平成28年11月20日(日)、今年度2回目の「専門職研修講座」を開催いたしました。小児科医・平野精一先生が、「乳幼児の正常運動発達」と題した講演を担当されました。
 小児科医として、長年多くの乳幼児に接してきた平野先生ならではの視点で、映像を交えながら子どもの発達について分かりやすくお話をしてくださいました。
 子どもの発達には個人差があるため、個に応じて運動能力をどのように促すべきか、また、障害のあるお子さんの、運動したいという意欲をどのように伸ばすか等、具体的な内容に参加者みなさんは、メモを取りながら真剣に聞いていました。

保育学科「卒業生のつどいⅠ」開催!!

2017.03.29

 平成29年2月12日(日)、函館短期大学保育学科卒業生を対象とした「卒業生のつどいⅠ」を開催しました。これは、卒業生支援として本学が取り組んでいる事業の一つで、今回は、昨年3月の保育学科卒業生を対象に行いました。当日は、24名の卒業生が集まり、ワークショップと茶話会において近況を報告し合い、仕事に関する情報交換を行いました。
 2年間交流を深めた同期生や先生方と過ごす時間は、話題が尽きることなく瞬く間に過ぎていきました。参加者は、「久々にみんなに会えて元気が出ました。社会人2年目も頑張ります!」と笑顔で感想を述べていました。
                              (photo & wrote by Misawa)

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