先輩インタビュー
在田舞桜 さん 食物栄養学科

- 学科
- 食物栄養学科
- コース
- 福祉栄養コース
- 卒業年月
- 平成29年
- 進路
- 株式会社日総 養護老人ホーム 千歳市千寿園

より無駄なく、効率よく、時間内に行うためにはどう動いたら良いか
①現在の主な仕事内容は?
現在の主な仕事内容は、献立作成と盛り付け作業です。
勤務している施設では、特養、養護、ケアハウスに加えて、昼食は職員と保育も含めるため複数の食事形態を提供しています。献立作成では、通常食を元にして、お年寄りが食べることが難しい食材を別の食材に置き換えるなど、対象者に合わせた対応を行っています。盛り付け作業では、厨房職員の作業を支援し、最終確認をしています。
②栄養士を目指そうと思ったきっかけは?
中学生の頃にテレビで見たドキュメンタリー番組で、介護食や病院食に用いられているソフト食の存在を知ったことがきっかけです。噛む力が弱くなった高齢者にも、美味しく、さらに見た目も楽しんで食べてもらえる、ソフト食の役割に心を動かされ“食を通じて、人のために工夫をして、その人支えられる仕事がしたい”とつながり、その中で栄養士という職が自分の目指すものに合致していると考えるようになりました。
③函館短期大学に受験・入学を決めたポイントは?
栄養士の資格を取ることができる大学で、実家から通える範囲内に学校があり、なおかつ通学バスが出ていることが魅力的で、最大のポイントでした。さらに参加したオープンキャンパスでは、学内施設がとても充実していて、学生や先生方の雰囲気がとてもよかった印象がありました。
④函館短期大学での学生生活はどうでしたか?
栄養士になるための専門知識を学ぶことができたことや、他にも、フードスペシャリストやパソコンの資格、介護初任者研修など、様々な資格を取得できたことでとても有意義な時間を過ごすことが出来ました。なによりも、同じく「栄養士」を目指す仲間と学んでいく環境がとても楽しかったです。
⑤印象的・楽しい授業はなんでしたか?
栄養生化学実験です。短大の設備である化学実験室を活用して行われるこの授業では、白衣を着て本格的に行われるため、印象的かつ、楽しい授業でした。さらに実験を通して科学的な理論に沿った、実践的な栄養学の学びとなりました。
⑥函館短期大学での学びが活きたなと感じた瞬間はどんな時ですか?
調理現場で言えば、給食管理実習での授業での学びが活きたと感じました。調理技術を学ぶ通常の調理実習と違い、大量調理では、より無駄なく、効率よく、時間内に行うためにはどう動いたら良いか、食事を提供する環境の整備など、座学では得られない体験を多く学べました。この体験が、現場での動きや考え方の基礎になったと働いてから実感する場面が何度もありました。
⑦将来の夢は何ですか?
管理栄養士国家試験に合格したいと考えています。栄養士として働き、得た知識や経験を活かし、さらに自分の活動できる場を増やすためにキャリアアップすることを現在の目標にしています。勤務時間後に勉強することは大変ですが、身に付けた知識は確実に役に立つためやりがいを感じています。