函館短期大学ニュース

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2016.08.09
函短生が地域貢献、高丘町会夏祭りにボランティア参加 「祭りが蘇った」

 「高齢化でみこしの担ぎ手がいない・・・」「出店の準備がなかなか大変だ・・・」。そんな町内会の悩みに応えようと、函館短期大学の学生と教職員が8月5日(金)と6日(土)、函館市高丘町会(武下秀雄会長)の「夏祭り」に初めてボランティア参加した。ボランティアには教職員延べ107名が参加。武下会長は「町会の夏祭りは、高齢化で風前の灯火だったが、函館短大の協力で夏祭りが甦った」と話し、好評だった。
 今回のボランティアは、昨年9月に本学が地域で何か貢献できないかと、高丘町会の役員に意見を聴いたのがきっかけ。町会から「以前は夏祭りを賑やかに行っていたが、近年は高齢化で活気がなくなっている。短大生が何らかの形で夏祭りの手伝いやボランティアに参加できないか」といった意見が寄せられたことから、高丘町会と協力して準備を進めてきた。
 8月5日(金)、6日(土)の本祭を前に、2日(月)から事前準備を開始し、学友会役員、ボランティア部の部員、保育学科2年有志の学生の計6名と教員2名が町会役員の方々と協力して、会場となる高丘児童公園の広場に、盆踊り用のやぐらを組んだ。さらに、夜店や祭り本部用のテントを張ったほか、焼き鳥やカキ氷用の機材を設置し、机や椅子などの運搬を行った。
 本祭第1日の5日は、午後3時40分から「子どもお神輿(みこし)」の出陣式を行い、午後4時から本学の女子学生10名と教職員2名が町内を巡回し、午後5時30分に、高丘児童公園に到着した。

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 午後6時、いよいよ祭りがスタ-ト。食物栄養学科の学生による「夏祭りイベント企画 短大ガチャガチャ」が子供に大人気で、ひっきりなしに子供たちがお菓子すくいゲームにチャレンジした。また、食物栄養学科の学生と教職員15名が焼き鳥・から揚げ・枝豆・カキ氷などの夜店の手伝いをし、汗をかきながら笑顔で地域住民に接した。午後6時半からは、本学「エアロビクスダンス部」が特別出演し、盆踊り会場でダンスを披露した。終了後、町会の本間昭子副会長が「高丘町会が若返りました」と講評した。

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 2日目の6日(土)も前日に続き同じ内容で教職員・学生計38名が参加。終了後の7日(日)、後片付けを行った。この日の最高気温は32.7度と大変な猛暑のなか、保育学科と食物栄養学科の学生12名と教員3名の計15名が町会の役員の方々と協力し、約2時間で後片付けが終了した。
 高丘町会の武下会長は「猛暑の中、いままでのように町内会のメンバーだけで準備や後片付けをすると、大変だった。函館短大の教職員の協力で滞りなく終了することができた」と笑顔を見せていた。            (文責:松田賢一学生部長)