この事実をどう分析するかである。指導の結果であることは間違いない。しかし、その一言で片付けられない何かがあるように指導を通して感じた。それは何か。本学の学生は「素直」であるから。それもそうかもしれない。でもまだ何かある。
私は、「人の気持ちが分かる」若者が多くいるからではないかと思うのである。それは育ってきた環境で既に身に付いたものかもしれない。あるいは命の源である「食」を学びたいという学生の持つ本来的資質なのかもしれない。つまり、食材を生産する人たちの苦労をイメージできるから、はたまたその食材を手間隙かけておいしく作る人の苦心をイメージできるからであろうか。日常的に本学の学生と接していてそう思うのである。
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 本学の学生が参加したボランティア (新はこだて徒歩の旅:2007年7月)
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