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研究所からのお知らせ

平成29年度第3回専門職研修講座 報告 ~ 東京大学 遠藤利彦先生をお迎えして ~

2018.02.08

 平成30年1月13日(土)に、「乳幼児におけるアタッチメントと保育者の役割」と題して第3回目の専門職研修講座を開催いたしました。今回は講師として東京大学教授の遠藤利彦先生にお越しいただきました。専門職研修受講者約100名と函館短期大学保育学科の在学生約130名、教職員等の計260名が出席し、アタッチメントや非認知能力に関する研究の動向や子供とのかかわり方についてお話を伺いました。

 子供は安定したアタッチメント関係の中で感情の制御や調律を経験します。そしてその経験が豊かであるほど、自他に対する基本的信頼感や自律性、自己効力感などを身につけていきます。そのためには養育者の存在やかかわり方が重要な鍵となりますが、保育所や幼稚園のような集団状況では、保育者が完全に母親の代わりになることが良いとは限らないこと、そして家庭とは違った形で子供とのアタッチメントの作り方があっても良いことを教えていただきました。「いつも誰かがいる」安心感より、「今はこの人がいる」という体制を築くことが大切ですね。遠藤先生のお話から、現在アタッチメントの研究が盛んに行われ、日々進化している現状を知ることができましたので、これからも変化を敏感に掴みながら知識を深めていきたいですね。
                                   (wrote and photo by Igarashi)

平成29年度第2回専門職研修講座 報告

2018.02.08

 平成29年12月17日(日)に「心を動かす音楽表現遊び」と題し、本学保育学科五十嵐睦美助教が第2回目の専門職研修講座を担当しました。

 保育の中で扱う手遊びや楽曲は子供の生活と密接にかかわっているため、時代の変化や流行を把握しながら新しいものを取り入れていくことが求められています。しかし本質的に大切なことは、保育者自身が様々な音楽に触れ、音楽とのかかわりを楽しいと思う心を持つことであるとお話がありました。そこで、講座の後半では「雪」をテーマにグループで音楽遊び(手遊びもしくは身体遊び)を創り、受講者37名全員で遊びを共有しました。「雪」から様々なイメージを膨らませて歌や動きを創る皆さんの顔は活き活きと輝いており、どのグループの作品もすぐに現場で活かすことができる素晴らしいものばかりでした。音楽遊びを創り出すことで改めて表現の楽しさを感じ、またそれを共有することで様々な表現を知る良いきっかけになったのではないでしょうか。

                                   (wrote by Igarashi, photo by Kimura)

平成29年度第1回専門職研修講座 開催

2017.11.21

 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、「地域の子育て環境の充実」を図るため、さまざまな分野で地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を開催しています。平成29年度は3回の講座を企画いたしました。
 平成29年11月5日(日)には、「気になる子の支援~保育の現場にいかせるアイディア~」と題し、社会福祉法人つくしんぼ学級園長・金沢京子氏が、今年度第1回目の講座を担当し、約80名が参加しました。

 内容は日本の福祉の流れや幼児期の特性の話から始まり、幼児期の支援には関係性と自己肯定感を築くことが重要だとお話がありました。“何のために頑張るのか”をはっきりさせ、子供の苦手なことを改善させる保育ではなく、“好き”や“得意”を利用しながらメリハリのある保育を目指すようアドバイスをいただきました。多くの事例もご紹介いただき、さまざまな子供の様子や実践の場面が映し出されると、参加者から笑顔がこぼれ、日ごろ接する子供たちの顔も思い浮かべながら、うなずいている方が多くいらっしゃいました。金沢先生の力強い言葉や子供と接することが楽しいと思う気持ちが、明るくエネルギーに満ちあふれた空気を作り出し、参加された方々の明日への活力になったのではないでしょうか。

 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、今後、2回の講座を予定しています。平成30年1月13日(土)に開催される「乳幼児期におけるアタッチメントと保育者の役割」(講師:東京大学教授 遠藤利彦先生)は若干の余裕がありますので、参加希望の方は、事務局木村(FAX:0138-59-5549, tel:0138-57-1800)までお申し込みください。(詳しくは平成29年度 専門職研修講座をご覧ください。)

平成29年度函館短期大学 専門職研修講座について

2017.09.30

 平成29年度の専門職研修講座は、11月5日(日)、12月17日(日)、1月13日(土)の3回を企画しました。特にこれまで参加された方々より要望があった、「気になる子の支援」、「音楽表現遊び」、そして、外部からはアタッチメントでは日本の権威者である東京大学大学院教授 遠藤利彦先生をお呼びしています。今年度も沢山の希望者をお待ちしています。
 詳細は「平成29年度 専門職研修講座」をご覧ください。

函館短期大学「子育て研究所」主催 平成28年度専門職研修講座③ 報告

2017.03.30

 平成29年1月29日(日)に、本学N31教室において、本学保育学科、榊ひとみ専任講師による専門職研修講座の第3回目を開催しました。研修は、「日本の子育ての支え方~日本の子育てが苦しくなってしまった原因をめぐって~」をテーマとして、高度経済成長期以降の子育ての社会史がひも解かれ、「日本の子育てが、なぜ、子供を育てる親たちにとって、辛く息苦しいものとなってしまったのか」についての原因が示されました。
 その原因として、第1に高度経済成長期に、大量生産・大量消費によって、消費社会化が進展し、現金収入がある限りにおいては、地域社会で「お互いさま」の相互扶助活動がなくとも、個別の子育て家庭で子育てが可能となってしまったことが挙げられました。
 第2に、戦後から高度経済成長期までのあいだに、「3歳児神話」「専業主婦」「性別役割分業」「人口減少」が政策によって意図的につくられたことが挙げられました。
 第3に、1980年代半ばに母子健康手帳の副読本が大幅に改訂され、それまでの「親主導の子育て」から「子供中心の子育て」へと、推奨される子育ての方法そのものが大きく転換し、親を消耗させる子育て方法が推奨されたことが挙げられました。
 第4に、エンゼルプラン以降、日本の子育て支援施策が進展するものの、「支援する-される」関係の固定化、子育ての「外注化」「サービス化」が進行するなかで、親の「お客さま化」現象が進行していることが挙げられました。
 こうした日本の子育ての現状に対して、親自身が周りの人々と連帯し、自分たちが「問題解決の主人公」となっていく「循環型」の子育て支援の実例が紹介されました。
 その後、4~5人ずつのグループに分かれ、参加者同士で、「日ごろ、実践現場で困っていること=こまりごと」を語り合うグループワークが行われました。グループワークでは、和やかな雰囲気のなか、日ごろ、感じている疑問や悩みが語られ、最後に各グループの話し合いの内容が全体で共有されました。
(文責:榊ひとみ)

今年度2回目の専門職研修講座 開催

2017.03.30

 函館短期大学子育て研究所では、平成28年11月20日(日)、今年度2回目の「専門職研修講座」を開催いたしました。小児科医・平野精一先生が、「乳幼児の正常運動発達」と題した講演を担当されました。
 小児科医として、長年多くの乳幼児に接してきた平野先生ならではの視点で、映像を交えながら子どもの発達について分かりやすくお話をしてくださいました。
 子どもの発達には個人差があるため、個に応じて運動能力をどのように促すべきか、また、障害のあるお子さんの、運動したいという意欲をどのように伸ばすか等、具体的な内容に参加者みなさんは、メモを取りながら真剣に聞いていました。

保育学科「卒業生のつどいⅠ」開催!!

2017.03.29

 平成29年2月12日(日)、函館短期大学保育学科卒業生を対象とした「卒業生のつどいⅠ」を開催しました。これは、卒業生支援として本学が取り組んでいる事業の一つで、今回は、昨年3月の保育学科卒業生を対象に行いました。当日は、24名の卒業生が集まり、ワークショップと茶話会において近況を報告し合い、仕事に関する情報交換を行いました。
 2年間交流を深めた同期生や先生方と過ごす時間は、話題が尽きることなく瞬く間に過ぎていきました。参加者は、「久々にみんなに会えて元気が出ました。社会人2年目も頑張ります!」と笑顔で感想を述べていました。
                              (photo & wrote by Misawa)

函館短期大学子育て研究所主催 専門職研修講座 開催

2016.10.26

函館短期大学保育学科・子育て研究所では、「地域の子育て環境の充実」を図るため、地域の子育てや保育のパワーアップを応援しています。その一つとして、さまざまな分野で地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を開催しています。
平成28年10月16日(日)に行われた今年度1回目の講座は、「コミュニケーションを育む運動遊び」と題し、本学松田賢一教授が担当しました。

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現在の子ども達の体に起きている異変に触れ、運動能力の発達のためには遊びが有効であるとの講義から始まりました。後半は、道具を用いない運動遊び、ボールを使った運動遊びを、参加者が歓声をあげながら体験しました。終了後のアンケートには、「保育にさっそく活かしたい」「楽しくためになり、2時間があっという間でした」等の感想が数多く寄せられていました。子ども達が多様な動きを遊びながら楽しく経験できるように、保育者が発達の特性を理解して遊びを提供することの大切さを再認識できた貴重な時間となったようです。

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次回は、11月20日(日)に「乳幼児の正常運動発達」と題し、小児科医・平野精一先生の講演を予定しています。申込受付は終了いたしましたが、若干の余裕がありますので、参加希望の方は事務局三沢(tel:0138-57-1800)までお申込ください。

今年度最後の専門職研修講座が開催されました!

2016.03.07

 子育て研究所主催の専門職研修講座が、平成28年2月28日(日)に開催されました。今回は「子供と自然―自然に触れることの大切さー」と題し、本学志賀直信教授が講師を務めました。
 子供を取り巻く環境が大きく変化している現代は、子供達の自然と関わる機会が減少してきています。保育者は、自然と触れることで子供達にどのような影響があるのかを理解し、環境を構成していかなければなりません。志賀教授は、環境教育を生涯にわたり考えた場合、幼児期は「自然・人の中で遊ぶーin」であり、それ以降の「自然・人について学ぶーabout」(学童期)「自然・人のために働くーfor」(成人期)に繋がる大切な時期であると説明しました。そして「自然欠乏症候群」(山本竜隆著)という著書から、自然と関わる機会の少ない子供達は、「集中できない・我慢できない・すぐキレる・すぐに転ぶ・視野が狭い等の傾向がある」こと、さらに国立青少年教育振興機構の調査から「自然体験が多い青少年ほど、他者への思いやりがあり、自己肯定感が高い」ことを紹介しました。自然に触れることで「Sense of Wonder」が育まれ、心の豊かな子供達が育つことを説明し、子供の主体性と保育者の意図をバランスよく取り入れながら自然体験に取り組み、自然の中で子供と感動を分かち合える保育者でいて欲しいとエールを送りました。

 

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 今年度の専門職研修講座はこれをもって終了となります。来年度も地域の保育力UPのために、魅力的な講座を計画していますので是非ご参加ください

平成27年度 子育て研究所専門職研修講座を開催しました!

2016.02.16

 函館短期大学保育学科・子育て研究所では、「地域の子育て環境の充実」を図るため、地域の子育てや保育のパワーアップを応援しています。7年目を迎える今年度も、さまざまな分野で地域の保育に携わる方々を対象とした「専門職研修講座」を3回開催します。

 今年度1回目の講座は、去る平成27年10月24日(土)に「気になるこの支援―地域で育てる・地域で支える―」と題し、講師に社会福祉法人侑愛会つくしんぼ学級園長の金沢京子先生を迎えて開催されました。特別支援教育が始まり、その重要性や方法等が広く理解されるようになりました。保育の現場では最近の傾向として、知的な遅れのない発達障害児の増加がみられるとのこと。金沢先生は、そのような子ども達の特性を分かりやすく説明した上で、どのように支援していくか貴重なお話をしてくださいました。支援に悩んだとき、決して一人で抱え込まず、周囲の人や場所、機関を活用し、手を繋ぎましょうと締めくくりました。講座終了後、参加者の皆さんの表情が輝いていたのが印象に残りました。金沢先生、ありがとうございました。

 2回目の講座は、平成28年1月24日(土)に開催されました。
 今回の講座は保育園や幼稚園、子育て支援の先生方、31名の参加のもと、「子どものしつけを考える」をテーマに本学の中俣友子助教が担当しました。前半は「自分の思考にはクセがある」と題し、心理学的観点で講座が進みました。参加者の皆さんは、様々な演習問題を解きながら、自分では意識しなかった思考のクセに気付いていきます。そこから、自分自身の思考のクセを見つけると、子どもをより正確に観察できるようになると理解していきました。
 後半は、最近の様々な研究結果を踏まえ、具体例を挙げながら子どものしつけについて話が進んでいきます。子どもが自らやりたいと思う気持ち(内発的動機付け)を高めるためには、褒めるタイミングと内容が重要であること、自己選択・自己決定の機会を多く持たせることが大切と話してくださいました。また、「禁止されるほど興味をもつ」という研究結果の説明では、「わかるわかる」と会場から同意の声があがっていました。子どもは生まれながらに、誰かを助けようとする気持ち、共感的で同情する気持ちを持っていることなどを説明し、子どものたくさんの可能性を伸ばしてほしいと参加者にエールを送っていました。

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 今年度最後の専門職研修講座は、来る2月28日(日)です。志賀直信教授が「子どもと自然―子どもが身近に自然に触れることの重要性―」と題し担当します。お楽しみに!

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